2014年07月01日

なぜ5回はなぜ?

 皆さんの会社でもよくあることだと思いますが、クレームなど問題が起きた時に、なぜなぜを繰り返しなさいとか、なぜ5回をしなさいとか言われますよね。それは、なぜを5回くらいやると会社の仕組みのまずさにまで到達するからなのです。仕組みがよくなれば、二度と同じ問題が起こらないからです。だからこそ、なぜなぜは5回必要なのです。では、なぜなぜを10回、20回とやっていくとどうなるのでしょうか。それは、最後は経営者が悪いとなってしまいます。だから、なぜ5回であってなぜ10回ではないのです。
 
 あなたが勤め人であるならば、なぜは5回までにしておいた方が良さそうです。なぜを10回もやって、今回の問題の原因は社長であるなどと決して言わないようにしてください。あなたの首が飛んでしまうことになります。あなたが経営者なら、会社で起きている問題の根本原因はすべて自分にあると思うことが肝要です。
 
 なぜを5回やれば、仕組みのまずさに到達します。だから、問題の原因であるその仕組みのまずさを正さなければならないのです。そうすると、仕組みを新たに作るか、今ある仕組みを変えることになります。だから、新たなルールを決めたとか、ルールを変更したとか、新たに手順を決めたとか、手順を変更したとか、体制を変えたとかが正しい問題解決や改善、そして正しい是正処置となるのです。

 クレームや社内での問題に対して、再発防止のために是正処置をとる仕組みを多くの会社が持っていますが、正しい是正処置とは仕組みの何かを変えるということであり、何も変わっていなければ、正しい是正処置とは言えないのです。仕組みが変われば、仕組みを文書化しているのであれば、その文書は改訂されることになります。手順を変えれば、手順書が改訂されます。ルールが変われば規程が改訂されます。作業のやり方が変われば作業標準が改訂されます。だから、正しい是正処置が数多く実施されている会社は、文書の改訂が頻繁に行われているのです。つまり仕組みの改善が進んでいるということです。したがって、ある会社の仕組みの改善が進んでいるかどうかは使用している文書の改訂履歴を見れば、すぐに分かります。各文書の改訂状況が分かる文書一覧表を見れば、その会社の仕組みが改善しているかどうかがわずか1秒で分かるのです。
posted by kobayashi-keiei at 21:29| 日記