2016年12月27日

乗車券

先日、新幹線で名古屋から東京に向かったのですが、東京駅で降りるときにICカード(乗車券・特急券となるカード)が見当たらず困ってしまいました。JRの職員に話すと丁寧に応対してくれて、もしかして名古屋駅で落としたかも知れないということで連絡してもらいました。ラッキーなことにICカードが忘れ物預り所に届けられていることが確認できたのです。追加料金を支払うことなく出場できることが分かってホッとしました。そのとき、ふと隣の窓口を見ると、私と同じように乗車券をなくした人が何かを訴えています。60歳手前くらいの会社員らしき男性です。内容はこんな感じです。

駅員:乗車券がないと料金を払っていただきます。
男性:領収証があるから料金は払わなくてもいいでしょ。
駅員:領収証があっても乗車券がないと料金を払っていただくことになっています。
男性:領収証があるのになんでなんだ。
駅員:その領収証があなたのものかどうか分からないからです。それにその領収証の乗車券を誰かが使用しているかも知れないからです。
男性:じゃこの領収証が私のものでないということをそちらが証明しろ!
駅員:・・・・・

というやり取りで、埒があかない状況でした。男性もかなり強い口調で訴えていました。気持ちは分からなくもないけど、大声をあげて、正直みっともないと思いました。最後まで見ていたわけではないので、その後どうなったのかは分かりません。

しかし、これってどうなんでしょうか。疑われたことに対して、疑った方が証明せよとは。例えば、購入した家電製品で考えてみましょう。エアコンを買ったとして、どうも効きが弱いと感じました。メーカーに問い合わせたら、メーカーの担当者が「本当に効きが弱いのかどうか、そちらで証明してください。」と言ったら、どうなるでしょうか。大問題ですよね。それこそ、SNSで大炎上になります。

これらのことを仮説検定で考えてみましょう。男性が主張していることを仮説検定するとすれば、帰無仮説は「不正をしたのか、していないのか分からない」、対立仮説は「不正をしていない」になります。こうなると対立仮説を証明するのは、かの男性ということになります。

皆さん、乗車券はなくさないようにしましょう。

posted by kobayashi-keiei at 13:20| 日記