2017年06月13日

受講マナー

最近、研修をやっていて気付いたことがあります。受講者のマナーです。周りの人への配慮が足りないのです。会場中に響き渡るような咳払いをしたり、講師の私もびっくりしてしまうような大きなクシャミをしたりで、他の受講者にとっては講師の声が聞こえなくなるばかりでなく、衛生的にも気分が悪くなっていることでしょう。テキストのページを必要以上の大音量でめくっている人もたまに見かけます。

それと、講師からは受講者の顔がよく見えます。寝ていたりすればすぐ分かります。しかし、受講者自身は、講師から見られているという意識はあまりないようです。大きな口を開けてあくびをする人がいます。もう少し飲み込んでいただきたいものです。中には、平気で鼻をほじっている人もいます。テレビでも見ているつもりなのでしょうか。こちらも目線を向けていいものかどうか困ります。

何ごともマナーは大切です。研修の受講においても、もう少し周りの人に配慮して欲しいものです。受講マナーに気を付けましょう。
posted by kobayashi-keiei at 15:18| 日記

2016年12月27日

乗車券

先日、新幹線で名古屋から東京に向かったのですが、東京駅で降りるときにICカード(乗車券・特急券となるカード)が見当たらず困ってしまいました。JRの職員に話すと丁寧に応対してくれて、もしかして名古屋駅で落としたかも知れないということで連絡してもらいました。ラッキーなことにICカードが忘れ物預り所に届けられていることが確認できたのです。追加料金を支払うことなく出場できることが分かってホッとしました。そのとき、ふと隣の窓口を見ると、私と同じように乗車券をなくした人が何かを訴えています。60歳手前くらいの会社員らしき男性です。内容はこんな感じです。

駅員:乗車券がないと料金を払っていただきます。
男性:領収証があるから料金は払わなくてもいいでしょ。
駅員:領収証があっても乗車券がないと料金を払っていただくことになっています。
男性:領収証があるのになんでなんだ。
駅員:その領収証があなたのものかどうか分からないからです。それにその領収証の乗車券を誰かが使用しているかも知れないからです。
男性:じゃこの領収証が私のものでないということをそちらが証明しろ!
駅員:・・・・・

というやり取りで、埒があかない状況でした。男性もかなり強い口調で訴えていました。気持ちは分からなくもないけど、大声をあげて、正直みっともないと思いました。最後まで見ていたわけではないので、その後どうなったのかは分かりません。

しかし、これってどうなんでしょうか。疑われたことに対して、疑った方が証明せよとは。例えば、購入した家電製品で考えてみましょう。エアコンを買ったとして、どうも効きが弱いと感じました。メーカーに問い合わせたら、メーカーの担当者が「本当に効きが弱いのかどうか、そちらで証明してください。」と言ったら、どうなるでしょうか。大問題ですよね。それこそ、SNSで大炎上になります。

これらのことを仮説検定で考えてみましょう。男性が主張していることを仮説検定するとすれば、帰無仮説は「不正をしたのか、していないのか分からない」、対立仮説は「不正をしていない」になります。こうなると対立仮説を証明するのは、かの男性ということになります。

皆さん、乗車券はなくさないようにしましょう。

posted by kobayashi-keiei at 13:20| 日記

2016年11月14日

プロセスアプローチの教本

来月15日に拙著「プロセスアプローチの教本〜実践と監査へのステップ10」が出版されます。
「はじめに」をご紹介します。

はじめに

 品質マネジメントシステムの基本は“プロセスアプローチ”であると言われています,またISO9001の基本も“プロセスアプローチ”であると言われています.“プロセスアプローチ”とは簡単にいうと“品質をプロセスでつくり込む”ことなのですが,これがまたわかりにくいのです.日本の製造業で昔からよくいわれた“品質を工程でつくり込む”ことを発展させたものなのですが,製造工程はもちろんのことすべての仕事に当てはめようというものです.しかし,“プロセスアプローチ”という言葉は聞いたことがあるけど,どういう意味なのか?どんなメリットがあるのか?具体的に何をすればよいのか?がわからないという声が大変多いというのが事実です.
 筆者は“プロセスアプローチ”について,コンサルティングや研修などを通じて様々な組織に導入の支援をしていますが,特に研修においては終了後によく言われたことがあります.その研修には品質マネジメントシステムの責任者や担当事務局の方が多く参加されているのですが,「今回の研修に参加して私たちは“プロセスアプローチ”をよく理解できたつもりですが,これから会社に戻って“プロセスアプローチ”を社内に普及させなければなりません.そのためのよいテキストはないでしょうか?具体的に何をどう教えればよいのかがわからないのです.」と何人もの方から言われたのです.確かに“プロセスアプローチ”の実践つまり“品質をプロセスでつくり込む”のは品質マネジメントシステムの事務局ではなく,実際にプロセスに携わる人々なのです.そういう人たちにこそ“プロセスアプローチ”を理解してもらうためのテキストが必要だったのです.
 本書はこうした経緯から企画されたもので,各プロセスの責任者を含む一般の運用担当者向けにやさしく基礎の基礎から“プロセスアプローチ”を理解し,身につけていただくことをねらいとしています.したがって,わかりやすい表現を心がけました.Step1からStep10まで各ステップで学ぶべきことを設定して,順番に取り組むことで,自然と“プロセスアプローチ”が身につくことを目指しました.これが“プロセスアプローチへのStep10”なのです.
 また,より理解を深めていただくために代表的なプロセスの事例をプロセスアプローチの事例集に載せています.さらに,ISO9001:2015で強化された“プロセスアプローチ”について,ISO9001要求事項とプロセスアプローチとの関連をわかりやすく説明しています.最後にISO9000で定義されているプロセスアプローチにかかわる用語についても解説を加えています.これらによりISO9001に基づく品質マネジメントシステムを運用する組織にとって大変役立つ内容となっています.
 本文でも触れていますが,最終目的は“プロセスアプローチ”を身につけることではなく,“プロセスアプローチ”の実践により,組織にかかわるすべての人々が幸せになることです.“プロセスアプローチ”は目的ではなく,あくまでも手段であり,組織にかかわるすべての人々が幸せになることが目的なのです。この目的を忘れてはいけません.この目的をしっかり胸におさめたうえで本書を読み進めていただきたいと思います.本書を通じて,皆さんの最終目的が達成されることを期待します.
posted by kobayashi-keiei at 10:27| 日記